宅配ボックス付き賃貸物件のメリットデメリットについて
仕事などで外出しているとき、運送業者が荷物を届けにやってくると、自宅にいないため受け取ることができません。
荷物を受け取れなかったとなると、再配達を依頼する必要があり、面倒です。
近年では、宅配ボックス付きの賃貸物件が増えていますが、本記事では長所や短所、盗難リスクなどについて解説します。
宅配ボックス付き賃貸物件のメリット
宅配ボックス付き賃貸物件の魅力は、何といっても外出中に荷物を受け取れることです。
もちろん、ボックスはサイズや個数が決まっているため、すべての荷物を必ず受け取れるわけではありません。
しかし、ボックスに入る大きさの荷物なら不在でも受け取ることができ、再配達を依頼する手間も省けるのです。
また、最初からボックスが備わっている物件を選べば、自身で設置する必要がありません。
ボックスの購入費や、設置費用などを節約できるのも、大きな魅力といえるでしょう。
宅配ボックス付き賃貸物件のデメリット
デメリットとしては、冷蔵機能が備わっていないことが挙げられます。
基本的に、ボックスはロッカーのような作りであり、冷蔵機能などは備わっていません。
そのため、野菜や果物といった生ものは、原則保管できないのです。
また、生ものだけでなく、貴重品や現金なども投入できません。
すべての荷物を受け取れないのは、デメリットといえるでしょう。
物件によっては、設置している数そのものが少ないこともあります。
このような物件では、すぐにボックスが埋まってしまい、せっかく設置されているのに恩恵を受けられない、といったことも考えられます。
宅配ボックス付き賃貸物件の盗難リスクについて
荷物を受け取れるボックス付き物件は魅力的ですが、盗難リスクがあることを覚えておきましょう。
事実、マンションやアパートなどに備え付けられた、ボックスから荷物が盗まれた、といったケースは少なくありません。
解錠番号を盗んでカギをあける、ボックスごと持ち去るといった強硬な手段で犯行におよぶケースもあるのです。
ボックス付きの物件を選ぶ際には、設置されている場所に防犯カメラが備わっているか、セキュリティのしっかりしたボックスを備えているか、といった部分をチェックしてみましょう。