ペット飼育者が増加しているのに比例して、ペット飼育可の賃貸物件も多くなってきています。
しかし、ペット可の賃貸物件であっても、鳴き声やにおいなど注意すべき点があることも理解しておかなければなりません。
そこで今回は、犬を賃貸物件で飼育する際に気を付けたい防音や防臭のポイントについて、また、多頭飼いをする際の注意点についてもご紹介していきます。
ペット可の賃貸で犬を飼う際の防音対策!鳴き声と足音がポイント
賃貸マンションで犬を飼育する際に防音面で気を付けるべき点は、「鳴き声」と「足音」です。
どちらも犬と暮らすうえでは仕方のないものですが、可能な範囲で対策はしておきましょう。
鳴き声の防音対策として効果的なのは、壁に貼る「吸音パネル」です。
インターネットなどで簡単に購入でき、賃貸の壁を傷つけることなく設置できます。
また、足音の対策としてはマットやカーペットを敷いておくことをおすすめします。
防音用のゴム製のマットや、クッション性の高い厚めのカーペットなどが効果的です。
ペット可の賃貸では防臭対策も重要!犬のにおいの原因とは
においに関してはよほどでない限り近隣に迷惑をかけるというものではありませんが、自身が快適に暮らすための防臭対策をしておきましょう。
ペットのにおいの原因としては、排泄物やペットフードの食べ残し、ペット自身から出るにおいなどがあります。
そのため、ペットトイレや食器を常に清潔にしておくことはもちろん、グルテンフリーのフードにするなど便のにおい自体をおさえるという対策方法も可能です。
また、においは布製品につきやすいため、カーテンやソファーなどをこまめにスプレー消毒しておくと防臭効果があります。
注意したいのは、芳香剤などでにおいをごまかす方法です。
嗅覚が鋭い犬にとって、匂いのきつい芳香剤や消臭剤は強いストレスになってしまうことも覚えておきましょう。
ペット可の賃貸も多頭飼いには制限がある?複数の犬と暮らすには
ペット可の賃貸であっても、飼育数に制限を設けている物件は少なくありません。
多頭飼いを検討している方は、必ず規約をチェックするか大家さんに確認をとりましょう。
多頭飼いにおいて大家さんが懸念するのは、物件に損壊被害が出ることや近隣住民からの苦情がくることです。
それらの点をカバーするために、敷金や家賃を上乗せすることで多頭飼いの許可を得られるケースもあります。
また、多頭飼いの場合は先ほどご紹介した防音、防臭対策にもより気を付けるようにしましょう。