賃貸物件を選ぶ際、ほとんどの方が内見をおこなうことになります。
しかし、限られた時間で物件のことを正しく把握するためには、いくつかのコツがあることをご存じですか?
そこで今回は、内見に持参すると便利な持ち物や、内見にかかる平均的な所要時間、そして内見の際に必ずチェックしておきたいポイントについてもご紹介していきます。
賃貸物件の内見の際にあると便利な持ち物とは
内見時の持ち物ですが、まず筆記用具とメジャーは必ず持参しましょう。
気になる点をメモするだけならスマートフォンのメモ機能でも問題ありませんが、部屋の寸法やカーテンレールの長さなどを測る際には、簡単な図と一緒に書き込める紙の方が便利です。
持ち込む予定の家具の寸法なども事前に測っておくと、より具体的なイメージがわきますよ。
また、多くの方が持ち歩いているとは思いますが、スマートフォンも内見でとても役にたちます。
人の記憶は思っているよりあいまいなものなので、内見の際にはスマートフォンで物件の動画や写真を撮っておきましょう。
さらに、スマートフォンに方位磁石の機能が入っていない方は、方位磁石も持参することをおすすめします。
間取り図にもおおまかな方角は記載されていますが、具体的な日当たりなどを確認する際に方位磁石があると便利ですよ。
賃貸物件の内見に必要な所要時間は?余裕を持ってスケジュールを組もう
賃貸物件の内見には、意外と時間がかかります。
不動産会社で条件にあう物件の資料を見せてもらい、気になる物件をピックアップしてから内見へ、という流れが多いため、場合によっては丸1日かかってしまうことも。
内見自体にかかる時間は、見た瞬間に「ここはない」と判断した場合などを除き、だいたい30分から1時間ほどが一般的です。
さらに、物件間を移動する時間もそれぞれ必要になってきます。
そのため、1日で見て回る物件の数は3件前後というケースが多いようですね。
賃貸物件の内見でチェックしておくべきポイント
賃貸物件の内見で確認すべきポイントとしては、「見取り図ではわからない部分」です。
日の当たり具合や、風通し、周囲の騒音、水周りの臭い、壁の防音性など、まずは五感を使ってチェックするような箇所を重点的に確認しましょう。
家具の配置に影響してくるコンセントの数や位置も、チェックしておくとのちのち便利です。
また、シャワーの勢いが弱いと日々のちょっとしたストレスになるので、水圧の強さも確認しておきましょう。
内見では、部屋の中だけでなくマンションの共有スペースも重要なチェックポイントです。
ゴミ置き場や駐輪所、集合ポストなどを見て管理が行き届いているかを確認するほか、オートロックや防犯カメラなどの防犯面についてもチェックしておきましょう。